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「距離」か「スピード」か~マラソントレーニング~

2012-03-14

 先日、アメリカのロンドン五輪女子マラソン代表に決定している、Shalane Flanagan選手とKara Goucher選手のコーチと話をする機会がありました。(もちろん、練習も見学しました)
 彼女たちは、昨年の世界陸上テグ大会に1万mで出場した、アメリカを代表するトップスピードランナーです。

 コーチいわく、「ロンドンのコースはもう見ている。4月にキャンプをし、その後は全米選手権の1万mに出るよ」という。『キャンプは4月だけ?』と私が質問すると、「そうだよ。ここが一番トレーニングに適した環境だから、どこかに行く必要はないよ」とのこと。走り込みというよりは、スピード練習を多用して仕上げていくことは容易に想像できるコメントでした。

 いまや、ケニア、エチオピア勢が台頭しているマラソンの構図。この牙城を崩す方策として、アメリカの女子マラソンは“スピード”を選択しているということです。

 高橋尚子、野口みづきとオリンピックで連続金メダルを獲得している、かつてのマラソン大国日本は、アフリカ勢に打ち勝つ方策として、「距離」をとるのか「スピード」をとるのか。

 

 いよいよ日本のロンドン五輪マラソンの代表選手が決定しました。
彼らの成績によっては、日本長距離界の伝統的なトレーニング手法を再考しなければならなくなるかも知れません。

 

 

20年ぶりの順大新記録!

2011-12-06

12月4日(日)日体大記録会で、来栖梓(スポ2年)が15分47秒60、伊澤菜々花(スポ2年)が15分50秒02と自己ベストを更新し、見事に2人が20年ぶりに順天堂大学記録を更新しました!!!!!

 

これまでの順天堂大学記録は、1991年10月11日に私が石川国体で出した15分54秒75。
忘れもしない、このレースは国体の最終日におこなわれ、強豪福岡県の女子はすでにリレーの決勝進出を決めていたので、私が入賞すれば「総合優勝」と「女子全員入賞」の快挙がかかる大一番でした。なんとしても入賞しなければならないので、とにかく6位以内(たしか当時は6位入賞)をキープして、ラスト400mを68秒くらいでカバーして、なんとか5位入賞を果たした思い出のレースです。(ちなみに優勝は福山つぐみさんでした!)
その後、この結果がきっかけとなり、国際千葉駅伝の日本代表や1万mのバルセロナ五輪の標準記録突破等につながっていったのを覚えています。

 

あれから20年。
上野理恵、長尾育子、稲富友香、野口英里子等、惜しいところでこの記録に届かず、順天堂大学陸上競技場の入り口にある掲示板を見るたびに、私の指導力のなさを感じていました。
しかし、ようやく化石になりつつあった私の記録を、来栖と伊澤の2名が破ってくれたので、本当にホッとしました。
来栖に至っては2週間前のレースでも15分台で走っているので、確実に力をつけてきていると思います。

 

いまや高校生でも簡単に15分台で走る時代。
しかし、ジュニア期ではなくシニア期に入って記録を出したことに大きな意義があります。
来年のシーズンが楽しみです。

今年は1500mでも、13年ぶりに望月晴香が、上野理恵が持っていた順天堂大学記録を更新しました。
あと残るは1万mのみ。

毎年、順天堂大学記録が更新されていくのが私の目標です!!

 

JUNTENDO RECORD WOMEN

夢への距離

2011-06-23

陸上競技のTRACK & FIELDシーズン真っただ中、インターハイや世界陸上を目指して好記録が続出しています。

本学でも、後潟華奈子(スポ3年)が、日本選手権3000mSCで学生日本新記録で4位に入賞、続く日本学生個人選手権では優勝し、学生タイトルを獲得しました。

日本選手権ではこれまでのタイムを20秒以上更新する快走。
日本学連が定めるユニバーシアード派遣標準記録にあと8秒にまで迫り、翌週の日本学生個人選手権にユニバーシアード出場を賭けました。結果は残念ながら、派遣標準に届きませんでした。

 

しかし、それまで彼女にとって「ユニバーシアード」という夢はとても遠い存在だったのが、日本選手権のゴール後には、一気に手が届きそうな距離にまで縮まったのです。

 

日本選手権の女子5000mで優勝した絹川選手も、ラスト1000mから一気に世界陸上という「夢への距離」が縮まり、手中に収めることができたのだと思います。

 

夢への距離は、あっという間に伸び縮みするのです。

 

怪我をすれば遠くなり、好成績を収めれば近づきます。
夢への方向さえ間違わなければ、近づく瞬間がかならず訪れると、私は信じています。

 

                                                            FOTO by Kayoko ISIKAWA

復興を願って〜絆プロジェクト〜

2011-06-02

先日、NIKEの「絆プロジェクト」CMの撮影に協力しました。運良く、梅雨の晴れ間となり、スムーズに効率よく撮影がなされました。

芸術センスのない私には、撮影された映像を見ても、これがどのようにつながるのか皆目検討もつきませんでしたが、フランス人監督は「OK!」と言っていたので、きっと一日も早い震災復興の願いを込めた、メッセージ性の高い素晴らしい作品ができることと思います。

撮影に協力した学生達にとっても、よい思い出になったと思います。

出来上がりが楽しみです!

NCAAと日本の学生スポーツ

2011-05-27

先日、STANFORD大学のFOOTBALLチームでコーチをしている、友人のT.K君に順大にお越し頂き、私のゼミナールでSmall Lectureをしてもらいました。

彼がアメリカに行ったきっかけや、アメリカでの苦労話等々、学生達には非常に刺激の多い話ばかり。単身で渡米した彼の信条は、”GOOD IN,GOOD OUT”。他人に良い事をすれば自分にも良い事が回ってくる、彼はそうやって、アメリカでの生活を築いてきたのだな、と感じました。

 

そして、特に興味を引いたのはNCAA(National Collegiate Athletic Association)ルール。すべての競技において、学生スポーツは”学業”が優先であり、細かいNCAAルールでそれを守らせています。
例えば、試験期間中はトレーニング禁止。もしもその期間にコーチがアスリートを指導していたら罰せられます。また、日本は大学入学前に新人合宿をすることが多いのですが、NCAAではそれも禁止されています。コーチに一年中規制なしに指導をやらせたとしたら、一日中、朝から晩まで練習をさせてしまう可能性があるからです。
勉強と競技を両立してこそ学生スポーツである、というある意味当たり前のことを、きちんとルールを敷いて厳守させ、どの学校も平等の練習期間と練習時間で競わせている、NCAAは素晴らしいと思います。

日本の大学スポーツ(駅伝、野球、ラグビー等々)は、ぜひ、見習うべきではないでしょうか?

 

T.K君ありがとう!また順大に遊びにきてね。

 
  

クロスカントリー

2011-02-16

千葉クロスカントリー大会に行きました。

クロスカントリーレースはヨーロッパやアメリカではとてもポピュラーなトレーニングレースで、秋から冬にかけて各地で大会が開催されています。

芝生や砂地を走ることでキック力を鍛え、階段や丸太を飛び越えることで脚力や敏捷性、巧緻性を鍛えることができます。

柔らかい不整地を走るのは、この時期とても重要なことです。

日本ではマラソンブームでジョガーが増えていますが、ぜひ固い道路ではなく足にソフトな柔らかい芝生(不整地)を選んで走ってほしいと思います。

役員引き継ぎ式

2010-12-21

順天堂大学陸上競技部の「役員引き継ぎ式」が行われました。

男女主将がこの一年を振り返り後輩達に意思をしっかり伝えた後、緊張の面持ちの男女新主将が決意を表明してくれました。

新旧役員の素晴らしい挨拶を聞いて、4年生の成長を感じ、そして新役員への期待が膨らみました。

我が競技部の特徴は、”学生主体”の運営であることです。学生達が自ら考え、競技力向上を目指して主導していきます。

我々の仕事はそれに対して最高のサポートをすることだと思っています。

順天堂大学陸上競技部の伝統と誇りを継承し、自らの力で新たな歴史を切り開いてほしいと願います。

4年生の皆さんお疲れさま!そして新役員の諸君、頑張れ!!

冬期トレーニング

2010-12-12

我が順天堂大学女子長距離チームも、いよいよ冬期トレーニングに入りました!

今年は12月下旬に予定されていた選抜大学女子駅伝なくなったので、例年より1カ月早く冬期トレーニングに入れました。

まずは形態測定とコントロールテストから開始。今シーズンの成長やバランスを確認し、”今の自分を知る”ことから始めます。

そして冬期トレーニングのポイントをミーティングで確認し、「やるべきこと」頭に叩き込み、いよいよトレーニングを開始しました!

 

長距離ランナーは、シーズンが長く、また冬期もロードレースやクロスカントリーレースが入るため、じっくりと冬期トレーニングができないような印象がありますが、実は1、2、3月は来シーズンのために力を蓄える重要な期間なのです!

今年の順大チームは「筋肉の質改造」を中心としたトレーニングメニューを導入しています。

来シーズンも全員自己新記録!を目標にガンバリマス。

(JOYくんも応援中!at; 昭和の森)

経験は財産

2010-09-16

第79回日本インカレにおいて、我が順天堂大学は通算27回目となる総合優勝を勝ち取り2連覇を達成しました。女子は総合12位でした。

 

日本インカレでは、順天堂大学の名誉と威信をかけ、部員とコーチングスタッフが一丸となってこの大会に全力を尽くします。思い通りのパフォーマンスができた者もいれば、調子が悪かった者もいて、ひきこもごもありましたが、その凸凹をみんなでならしながら頂上にたどり着いたのだと思います。それが順天堂の戦い方であり、その伝統は脈々と受け継がれています。

 

今回、女子部では昨年悔しい思いをした4年生が表彰台にあがり、期待の1年生ルーキー達が大学対校戦の厳しい洗礼を浴びました。これらの経験はとても重要です。

私は1年次の日本インカレに怪我で出場すらできませんでした。応援席で声を枯らして先輩達に声援を送り、見事総合優勝を果たしたとき「来年は私も絶対に勝ってみせる!」と心に決めました。あの時の優勝の嬉しさと自分が出場できなかった悔しさが、2年次の優勝につながったのだと思います。

 

成功体験と失敗体験、どちらも全力を尽くした経験だからこそ、その後の自分に役立つのです。

学生達は未知なるパワーを秘めています。それを引き出すきっかけづくりができればいいな、といつも思っています。

保護中: テスト

2010-07-30

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