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「料理とコーチング」

おいしい料理を作るためには、新鮮で高級な素材を用意するだけではダメ。
下処理に時間をかけ、火加減に気を配り、絶妙なタイミングで、最適な味付けをほどこし、最後にスパイスで味を決める。
さらに上質を目指すには、器具にもこだわりたい。
ヘンケルスの包丁やル・クルーゼの鍋があれば、もっともっと深みのある味と食感が増すに違いない。
ちなみに私はル・クルーゼの鍋を愛用しているが、鍋だけが良くてもおいしいものは作れないことを実証済み!
ひと手間、ふた手間を加えて、素材のおいしさを最大限に引き出してこそ、本当においしい料理ができるのだ。

コーチングは料理だ。

まずは身体づくりをしっかり行い、怪我をしないよう気を配りながら、質と量のバランスの良い最適なトレーニングを実施し、最後は心身共に最高な状態に微調整してレースに挑む。
勝つためには器具にもこだわりたい。
軽くてキック力のあるスパイク、機能性の高いサプリメント、動きやすくて風の抵抗が少ないユニフォーム、いま話題のSpeed社の水着だって、記録や勝敗に大きく貢献してくれるだろう。
スポーツの進化はスポーツ科学の進化無くして語れない。
選手に合うものを選び、それを駆使して、アスリートの持ち味を最大限に引き出してこそ、最高のコーチングといえる。

そして、料理もコーチングも、いつでも、どこでも、どんな素材でも、再現性高く最高のモノをつくれる人こそ『一流』だと私は思う。
私も、料理とコーチングの両方の『一流』を目指して努力しよう!

2008-06-09
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