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NCAAと日本の学生スポーツ

先日、STANFORD大学のFOOTBALLチームでコーチをしている、友人のT.K君に順大にお越し頂き、私のゼミナールでSmall Lectureをしてもらいました。

彼がアメリカに行ったきっかけや、アメリカでの苦労話等々、学生達には非常に刺激の多い話ばかり。単身で渡米した彼の信条は、”GOOD IN,GOOD OUT”。他人に良い事をすれば自分にも良い事が回ってくる、彼はそうやって、アメリカでの生活を築いてきたのだな、と感じました。

 

そして、特に興味を引いたのはNCAA(National Collegiate Athletic Association)ルール。すべての競技において、学生スポーツは”学業”が優先であり、細かいNCAAルールでそれを守らせています。
例えば、試験期間中はトレーニング禁止。もしもその期間にコーチがアスリートを指導していたら罰せられます。また、日本は大学入学前に新人合宿をすることが多いのですが、NCAAではそれも禁止されています。コーチに一年中規制なしに指導をやらせたとしたら、一日中、朝から晩まで練習をさせてしまう可能性があるからです。
勉強と競技を両立してこそ学生スポーツである、というある意味当たり前のことを、きちんとルールを敷いて厳守させ、どの学校も平等の練習期間と練習時間で競わせている、NCAAは素晴らしいと思います。

日本の大学スポーツ(駅伝、野球、ラグビー等々)は、ぜひ、見習うべきではないでしょうか?

 

T.K君ありがとう!また順大に遊びにきてね。

 
  
2011-05-27
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