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「日本語が危ない」

最近、よくTVや雑誌でも取り上げられている「言葉遣い」。私も若作りしようと頑張ってはいるものの、最近ついに学生達の話している言葉が通じなくなってきた。彼らはとにかく「略す」のが好きなのだ。運動生理学のことを”うんせい”、ペース走のことを”ペーラン”というのはまだわかる。しかし、1000mのインターバルトレーニングのことを「センバル」、急いで自転車を漕ぐことを「ゲキシャ」と進化し続けている。

日本語だけならまだしも、7月に行った海浜実習でテントを張った学生達が「GJ」と喜んでいた。なんと”GOOD JOB”の略なのだそうだ。順大のキャンパス内でデートをすることを「JD」とも言うらしい。おばちゃんにはますますわからない。ある意味彼らは頭がよいのかもしれない、と錯覚すらしてしまう。

以前、「あ、ハイ」と返事をする学生が多かったときには、さすがに注意を促した。「あ」がつくことでいやいやながら返事しているように聞こえてしまうからだ。昔流行った「語尾上げ」や「語尾のばし」はなくなってきたものの、このようなことはクセになるからやっかいだ。余計なお世話と思うだろうが、彼らが就職の面接に行ったとき等に、恥をかくような事にだけは避けなければいけない。

友達と遊びで話しているならば何の問題もない。しかし、T・P・Oをわきまえずに正しくない、あまりキレイではない日本語を当たり前のように使うことは、常識のない人だと思われるだろう。特に女性は品が悪く思われる。そういえば、最近の小学校では「方言」で話すのが流行っているんだよ、と小学生の子を持つ大学の先生が嘆いていた。流行はいつかは廃れるとはいえ、正しく、キレイな日本語がきちんと話せるようになった上で”言葉遊び”を楽しんではどうだろうか。

陸上競技が「TF」と呼ばれる日も近い?

2005-09-29
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